競売と任意売却の違い|任意売却の窓口 福岡無料相談室

競売と任意売却の違い

 
競売と任意売却の違いについてご説明します。

大まかにいいますと、競売は裁判所で行われる不動産を強制的に売却する手続きであるのに対して、任意売却は不動産を通常の不動産売却と同じように自分の意思で不動産を売却することができます。
同じ不動産を手放すのでも、売却後の生活など、全くその結果は変わってくることがあります。

競売と任意売却の違い1~売却価格が違う~

競売は裁判所で入札方式によって、不動産の買い手を決めます。

入札方式ですから、入札の最低価格が決められています。

問題はこの価格がとても低いことです。

競売不動産は通常取引されるであろう価格から60パーセントを減価した額からスタートします。

つまり、最悪のケースですと本来の価値の40パーセントの価格で不動産は強制的に売却されてしまうことになります。

一方、任意売却ならば、不動産は一般の取引と同じように売却活動を行いますから、競売のように一律60パーセントの値引きをした状態から取引を開始する必要はありません。

任意売却にはタイムリミットがありますので、市場価格より高く売るのは難しいかもしれませんが、競売のように大幅に低い価格で不動産を手放す必要はありません。

競売より任意売却の方が不動産は高く売れるのです。

また、競売と任意売却の違いであるタイムリミットがあることを踏まえ、私達任意売却のプロは各方面に働きかけますので、競売と比べ任意売却の方が、積極的な解決手段でもあり、速やかな解決に最適な方法とも言うことができます。

競売と任意売却の違い2~プライバシーの守りやすさが違う~

不動産が競売にかかると、裁判所は、不動産に執行官という公務員や裁判所から嘱託を受けた不動産鑑定士を派遣して、写真を撮ったり、不動産の調査をするために近隣への聞き込みを行います。

不動産の所有者が不在の場合には鍵を開錠して強制的に立ち入りを行います。

そうやって入手した情報や写真などは裁判所で閲覧することが出来ますし、さらに裁判所がインターネットに掲載して入札希望者を募集します。

物件の調査の時点で、近隣に競売になっていることが知られ、その他不特定多数にインターネットでマンション管理費の滞納など様々な状況が知られてしまうリスクが拡大するわけです。

最近では、競売情報をまとめて掲載する民間のサイトも好評で毎日たくさんの方が閲覧しているようです。

物件の所有者さんもご家族にも、かなりの精神的負担になることは間違いないでしょう。

任意売却ならば、普通の不動産売却と同じ方法で売却活動をおこないますから、開示したくないプライバシーを不特定多数の方に知られてしまう事態は避けられますし、近隣に住宅ローンの問題を知られる心配もありません。

任意売却ならば、誰にも知られずに不動産を売却できるのです。

競売と任意売却の違い3~新生活のスタートさせやすさが違う~

競売の手続きが最終段階まで行われ、買主が確定すると、自宅から強制的に追い出されてしまいます

買主が決まると所有権はその人に移転して、これまでの持ち主は法律上、不法占拠者になってしまうからです。

そのとき行くあてがあっても無くても退去をさせられてしまいます。

そんな中で新しい生活をスムーズにスタートさせることが出来るでしょうか?

自宅がオーバーローンになっている場合には、多額の借金も背負ったままです。

一方、任意売却ならば、ご自宅を買主に引き渡すのは話し合いのうえで、無理のない期日を決めて、引っ越しを円滑に進めることができます

債権者から数十万円の引っ越し代を受け取れるケースもあるのです。
 

 

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